中学入試情報

入試広報部ニュースNo.63

10年06月29日

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埼玉平成中学校 入試広報部ニュース
No.63
平成22年6月29日発行
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こんにちは。埼玉平成中学校入試広報部です。埼玉平成中学校では、本校生徒の活躍や学校の様子を、できるだけわかりやすく、受験を考えている御家庭にお届けするために、このようなニュース形式で情報発信しています。

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お元気でしょうか。
埼玉平成中学校では先週末から中学1年生が信州白樺湖・蓼科方面でサマーキャンプ、2年生が福島県ブリティッシュヒルズと会津地方にてサマーステイと、宿泊行事がありました。両方とも、例年通り沢山の教育効果をあげて帰ってまいりました。
私は1年生に帯同しましたが、今年初めての試みである「川のフィールドワーク」「山のフィールドワーク」が印象に残りました。「川のフィールドワーク」は川で水生生物を観察し、その分布から水質階級をはかるというものです。結果は…驚くほどの水生生物が観察されました! また、「山のフィールドワーク」では白樺湖周辺の山に入って高山植物を観察したのですが、こちらも予想以上の多種類の高山植物が植生しており、びっくりしました!
詳しくはHPをお楽しみに!
さて、今回の入試広報部ニュースは、「教員によるリレーコラム第7回」、社会科教諭の本多寛樹先生です。それではどうぞ。

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柳田先生よりバトンを受け取りました、社会科の本多です。3年2組の担任、部活ではゴルフ部の顧問をさせて頂いています。
現在南アフリカでは、4年に1度の祭典、サッカーワールドカップが開かれており、世界中の注目がサッカーに集まっています。しかし、今回は、そのワールドカップではなく、チャンピオンズリーグについて書かせて頂きたいと思います。
今開催されているワールドカップ、この大会は4年に1度、各国の代表選手が集まり、世界№1をかけて行われる大会です。各国の代表の選手の多くの人は、ヨーロッパを中心とした国のクラブチームに所属しており、普段はクラブチームのためにプレーしています。そのクラブチームの中でもスペインのレアルマドリー、バルセロナ、イングランドのマンチェスターユナイテッド、チェルシー、リバプール、イタリアのミラン、ユベントス、インテルなどビッククラブと呼ばれるチームは毎年チーム強化のため高い移籍金を払い選手を獲得しチームの強化に努めています。選手の中には昨年のC.ロナウドのように100億円を超える移籍金の必要な選手もいます。このように毎年毎年、強化に強化を重ねられているヨーロッパのクラブチーム、その中の№1を決める大会がチャンピオンズリーグなのです。私は、10年ほど前から、名門でありながら3年連続でベスト16敗退におわるなど、なかなか勝てないというとこにひかれたのか、イタリアのインテルというチームを応援していました。
戦力の劣るポルトでチャンピオンズリーグ優勝を果たすなど、若くして名将といわれるモウリーニョを監督に招き2年目、今年こそはという期待が高かったのですが、予選リーグで大苦戦。昨年チャンピオンバルセロナと同組だったということもあるのでしょうが、格下とみられていたロシアのルビン=ガザン、ウクライナのディナモ=キエフにも苦しめられ、なんとか奇跡的に予選を突破したという感じでした。
決勝トーナメント1回戦、相手はモウリーニョ監督の古巣、イングランドの強豪チェルシー。ホーム初戦、先制するも同点とされ苦しみましたが、チームの心臓カンビアッソのゴールにより勝利。続くアウェーでの2戦目も堅守で相手の攻撃を耐え続け、一瞬の隙をついてスナイデルのパスからエトーのゴール。ワールドカップで日本と対戦した両国のエースの活躍で勝ちぬけを決めました。
決勝トーナメント2戦目、次なる相手は、いまや日本のエースとなった本田を擁するCSKAモスクワ。その本田を封じ、難なくCSKAモスクワを下したインテルでしたが、次の準決勝の相手はグループリーグでも同組だった昨年王者バルセロナ…。 嫌な予感がしました。予選リーグでは、ホームでも何とか0-0、アウェーではいいところなく0-2で敗北。正直、世界で最も美しく、最高のサッカーをしているといわれるバルセロナに勝てる気はしませんでした。試合当日も迷いました。テレビ観戦するか、しないか…。テレビ放送が始まるのが朝の4時頃。勝てばそのまま気持ちよく勤務に入れますが、もし負けたら、睡眠を削った疲れを背負ったまま出勤というリスクを背負うことに…。そして、腹をくくりました。「どんな結果になったとしても最後まで試合を見届けようと!」
試合が始まり前半19分、嫌な予感は的中。それまで完璧な守備を見せていたインテル守備陣に一瞬の隙が…。昨年までチームの一員だったマクスウェルに左サイドを突破されマ
イナスにクロス、そこに成長著しいバルセロナのペドロが反応しゴール。アウェーゴールを奪われるという最も避けたかった展開なってしまいました。今までのインテルだったらここで終わっていたかもしれません。しかし、この時のインテルは予選リーグの時のインテルではなかったのです。
先制点を奪われた11分後、右サイドからのボールを最後はスナイデルが落ち着いてシュート、同点に追いつくと後半が始まり3分もたたないうちに、マイコンがゴール、そして61分にはミリートが頭で合わせゴール!試合も3-1で勝利しました。この試合が今年度バルセロナが3点取られた唯一の試合でした。
迎えたアウェー戦、2点のリードがあるとはいえ相手はバルセロナ。安心はできませんでした。試合開始、リードを守り切ればいいインテルは当然のように守備的な戦術を選択しますが、ここで悲劇が…。前半28分、相手選手ブスケッツの過剰な演技によりインテルのモッタが退場に追い込まれてしまいました。この結果インテルは残りの1時間近くを10人で戦わなければならなくなったのです。しかし、このことが、かえってインテルの選手の結束を一層固くしました。インテルは攻撃を捨て、残り時間を守りきることを選択したのです。84分にピケに1点こそ返されますが、残りの時間を完璧な守備で守り切ったインテルがついに勝ちぬけを決めました。人によっては、この試合を非難する人もいるでしょう。しかし、普通にやってはバルセロナに勝てなかったはずです。試合後にモウリーニョはこう言いました。「最も美しい敗戦であった。」と。
決勝戦。相手はドイツの名門バイエルン。バイエルンも苦しい試合を勝ち抜いてきた勢いを持っていましたが、バルセロナの猛攻をしのぎ切ったインテルの敵ではありませんでした。そしてインテルは1965年以来、45年ぶりのヨーロッパ王者に輝きました。
勝てたから、優勝できたからというわけではありませんが、やっぱりサッカーは面白い。サッカーは人を感動させることができる。キャプテンサネッティがビッグイヤーを掲げたシーン、色々な思いがあふれ出てきて、本当に感動しました。
この原稿を書いているのが6月25日。次は日本の番です。決勝トーナメント1回戦はパラグアイと強敵ですが、日本の勝利を信じています。はたして、日本代表はいつまで夢を見続けさせてくれるのでしょうか。
次は、大澤先生です。宜しくお願いします。

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サッカーの話題とくれば当然W杯と思いきや、UEFAチャンピオンズリーグとくるとは…。通(つう)しかわからない話題でした。
このコラムの題材は自由ですので、かえってその先生の個性が出て面白いと思っているのですが…本多先生の個性、わかっていただけたでしょうか?
次回は英語科の大澤奈保子先生です。お楽しみに。

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《平成22年度 生徒募集行事》
第1回 学校説明会 7月3日(土) 10:00~11:30
内容:H22入試報告、授業内容、学校生活関係、H23入試情報、授業見学etc.
※予約不要です。ぜひお越しください。
算数セミナー 7月18日(土) 10:00~12:00
内容:小学生が楽しく算数に親しむことのできる算数教室。保護者用にミニ学校説明
会も行います。
※予約受付中 電話・FAX・メールフォームよりお申し込みください。
詳細は本校ホームページでお知らせしております。
http://www.saitamaheisei.ed.jp/htdocs/jh/shjh-index.htm
をご覧下さい。

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《編集後記》
サッカー一色の毎日ですね(苦笑)。まあ、4年に一度のこととはいえ、大変です。
中学生に聞くと、「毎晩サッカーを見ている」という生徒はあまりいません。サッカー部員やサッカーに興味のあるごく一部の生徒に限られているようです。高校生になるともう少し増えるのかもしれませんが。
やっぱり、ある程度の年齢にならないとなかなか興味はわかないのかもしれませんね。先生としては「昨日の日本代表見た!?」なんて生徒と盛り上がりたいところなのでしょうが、もう少し待たないと難しいのかもしれません。
小学生はどうなのでしょうか。中学受験の皆さんはそれどころじゃないと思いますが…。
さて、それでもこの話題になってしまう今晩の日本VSパラグアイ戦。私の考えはいつも一緒で、「勝負はやってみなくてはわからない」。どっちが強いとか、弱いとか、ここまでくれば互角、五分五分でしょう。だから、面白い!
希望を言えば、1-0で日本の勝利かな?(これは希望であり、予想ではありません。)まあ、ドキドキさせてくれれば、それで十分ですよ。
今週の土曜日は「第1回学校説明会」です。多数の参加者をお待ちしております。翌、日曜日は「日能研学校フェア」で、東洋大学白山校舎に行っています。こちらもどうぞ埼玉平成中のブースにお立ちよりください。7月は募集行事花盛りで、毎週何かをやっています。忙しいですが、日本代表に負けないように、頑張ります!
ではまた次回、お会いいたしましょう! お元気で。

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埼玉平成中学校
〒350-0435 埼玉県入間郡毛呂山町下川原375
TEL 049-294-8080 FAX 049-294-8050
http://www.saitamaheisei.ed.jp/htdocs/jh/shjh-index.htm
発行責任者 学 校 長 山口 徹也
編 集 入試広報部 野尻 忍

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